手術に向けての検査は、初体験のことばかり(笑)
緊張と不安で心臓バクバク・・・
朝から絶食・水もほとんど飲まず、
苦しいだろうなと思ったけど、
意外と大丈夫だった。
約半日、食べ物を一切口にしないのは、
確かにお腹は減るけど、
なんとなくスッキリした感じがした。
「1日に空腹の時間を16時間持つことは
良いこと」と書いてある本を
読んだばかりだからかな?
検査の順番
1.胸のレントゲン(通常のレントゲン・2枚撮影)
2.腹部エコー
3.心電図
4.肺活量の検査(VC + FC)
→ 人生初。手術の時に使用する麻酔の量を
決めるために必要な検査らしい。
→ チューブ状のものを口でくわえて、
鼻を洗濯バサミで挟まれ、口だけで呼吸して
肺活量に問題がないかを測る検査。
息を吐き切るというのが
こんなに大変なんだと
思わされた検査。
5.MRI
→ 人生初。検査開始の10分前にデパス服用。
→ 順番を待っている間もすごい音が
響いているのが分かった。
頑丈な鉄の扉で、入室前には金属探知機で
検査される。
マスクの金具と銀歯に反応した。
マスクは医療用マスクを着用させられた。
→ 台に上がり、胸を型に固定し、
うつ伏せの状態になった。
ヘッドフォンを付けられ、聞こえてきたのは
アナ雪とSMAP(笑)
音楽のチョイスに疑問を感じながらも、
このヘッドフォンは音楽を
聞いたり、楽しむためのものではなく、
耳を守るためのものなのだから
仕方ないとも思った。
→ 20分ぐらい経過して、
造影剤を投与するための針を刺しに
看護師さんたちが入室してきた。
左手の甲の血管に針を刺すのが、
とてもとても痛かった。
まずは生理食塩水を入れて、
問題ないかの確認。
その後、看護師さんたちが退室、撮影再開。
造影剤も投与されたようだが、
特に体に変化は感じなかった。
→ デパスのおかげで、
意識はふわっとしていて・・・
パニック発作が起きることなく、
無事に乗り越えることができた。
MRI検査にかかった時間は30分程だった。
6.CT
→ MRIの時に刺された針はそのままで、
CT撮影へ。
→ CTは仰向け、手はバンザイで撮影。
台が前後に移動しながら、
丸い円柱の中に入っていく感じ。
意識がふわっとしていたのと、
終始目を瞑っていたから大丈夫だった。
→ 造影剤投与のため、看護師さん入室。
看護師さん退出後、『今から造影剤入ります。
10,9,8・・・』という
アナウンスとカウントダウンがあった。
造影剤が投与された途端、
体全体が一瞬で熱くなり、びっくりした。
検査終了時には、元に戻っていた。
家に帰ったら、母が唐揚げを作ってくれていた。
小さな頃から、テストとか習い事の発表会とか
何かしら頑張った日は
わたしの大好物の唐揚げを
作ってくれていたことを思い出した。
わたしは小さな頃のわたしに
一瞬戻ったような気持ちになり、
うれしかった。
美味しい唐揚げをお腹いっぱい食べて、
安心してしまったのか、
シャワーを浴びた後、すぐに眠りについた。
『初めて』がたくさんの1日は、
とても疲れた。